良いプレゼンができない、資料がまとまらない、そんな経験したことありませんか?
実はそれ資料作りの前に原因があるのです。
足りないのは問題の【見極め】です。
始める前に勝負はついている
プレゼンや資料作りには必ず【問題】があるわけです。
大抵の人は問題は「解く」ものと思っています。これがつまらないプレゼン、まとまらない資料の原因なのです。
なぜか?それは数で勝負してしまうから。
資料を何十枚も作ったけど、先輩や上司に見せたら生き残ったのは数枚なんて経験ありませんか?
とりあえず思うがままに情報を集めて資料を作っているからなのです。
大量の仕事で価値をつけようとしてもダメなのです。
問題とは、まず「解く」ものと思いがちですが、まず『見極める』ことが超重要なのです。
まずは見極める
問題を解く前に『何に答えを出すべきなのか?』を必ず明確にしましょう。
問題を明確にしていないためにたくさんの仕事をしてしまうのです。
答えと関係ない資料をかき集めても答えは解決しません。価値のある仕事をするために問題を絞ることが大事。
答えを出すべき問題を明確にできたら、あとはブレずに取り組むだけです。
見極めるコツ
慣れないと問題を見極めるのは難しいかも知れません。仕事上の問題は複雑な要因がかかわっていますからね。
そこで見極めるコツを3つ紹介します。
①相談する
②仮説をたてる
③言葉にする
①相談する
人間必ず思い込みがあります。自分がこうじゃない?と思っても他人視点で見ればまったく違ったなんて珍しい話じゃありません。
誰かに相談するなんて恥ずかしいと思うかも知れませんが、アドバイスをもらうあまりで聞いてみるとハードルが下がります。
『僕はこう思うんですが、〇〇さんはどう思いますか?』って感じです。
問題を他人の視点で客観的に捉えると、解決の糸口が見えて来ますよ。
②仮説をたてる
漠然と問題と睨めっこしても見極めることはできません。
たとえば市場リサーチの場合のダメな例は、
「〇〇の市場規模はどうなっているか?」
では何から手をつけて良いのかまったく分かりませんよね。
そこで仮説をたててみましょう。
『〇〇の市場規模は縮小傾向にあるのではないか?』
どうでしょう。一気に調べるべきことが浮かびませんか?
仮説をたて問題を絞って見てみましょう。
③言葉にする
仮説をたてたら、何を最終的に言いたいのか自分の言葉で言語化しましょう。
ポイントは、
- 主語と動詞を使う
- 『どこを?』『なにを?』『どうやって?』を使う
言葉にできないということは、見極めと仮説が甘いということです。
①と②を見直しましょう。
見極めない人、見極める人の違い
問題を見極めない人と、見極めてからはじめる人の違いを比べてみましょう。
たとえば、一週間で有る課題に関しての資料をまとめなければなりません。
もう月曜日の段階で大きな差がついていることがわかりますか?
だから、問題を「解く」前に『見極める』ことが大事なのです。
参考書籍
イシューからはじめよ ー知的生産の「シンプルな本質」