子育てをしていると必ず直面するイライラは【おもちゃを片付けてくれない】ではないでしょうか?
毎日「片付けなさーい!」、そして毎日イライラ…
しかしながら、「片付けなさい!」で片付くことはないことは子育ての経験から明らかです。もし、「片付けて」のお願いで散らかったおもちゃがきれいになるなら最初から片付いていることでしょう。
「片付けなさい!」と言わなくても片付けをしてくれるような方法を考えてみませんか?
ちょっとしたアイディアで子どもの行動を変えられるかもしれません。
【仕掛学】にはそんなアイディアのヒントがありました。
「おもちゃ」を収納する『ぬいぐるみ』
色々説明するより動画を見てください。
これはアメリカで売られている【「おもちゃ」を収納する『ぬいぐるみ』】です。
口が大きく開き、中が袋状になっているのです。
散らかった部屋で『この子がお腹を空かせているよー』と声をかけたらどうなるでしょう?
きっとおもちゃを次々と詰め込み、あっという間に部屋はきれいになるはずです。
これこそが『つい、したくなる』を利用した【仕掛学】という考え方です。
飽きる前に習慣化
少しのアイディアで子供の行動を変えることのできる【仕掛学】ですが、弱点もあります。
それは『いずれ飽きる』です。
絶対に『この子がお腹を空かせているよー』で動かなくなる日は来ます。
大事なのはその日に備え、ルール作りや習慣化をすることです。
習慣にすることが子供の片付けを継続できる唯一の手段なのです。
『つい、したくなる』で問題解決まとめ
「片付けなさい!」で片付ける子供はいないように、イライラしても問題は解決しません。
大事なのは子供が『つい、したくなる』仕掛けを親が作ってあげることです。
きっかけを作ったら、あとは習慣化すればいいのです。
そうすれば毎日叫んだり、イライラする日々から抜け出せるかもしれません。
参考書籍
仕掛学とは?
ちょっとしたアイディアで人の行動を変える問題解決方法です。
著者の村松真宏さんが広めている言葉です。すごいのはスタンフォード客員研究員として活躍していた時期があり、【仕掛学】はグローバルなのです。
仕掛の3つの定義
仕掛学では3つの要件を満たすものを「仕掛け」と定義しています。
- 公平性:誰も不利益を被らない。
- 誘引性:行動が誘われる
- 目的の二重性:仕掛ける側と仕掛けられる側の目的が異なる。
「おもちゃ」を入れる『ぬいぐるみ』では、
- 公平性:子供は叱られない、親はイライラしない。
- 誘引性:『お腹が空いてるよ』でおもちゃを食べさせたくなる。
- 目的の二重性:子供→遊び感覚、親→片付け。
のようになっているわけです。
「おもちゃ」を入れる『ぬいぐるみ』のリンク
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