中学時代にいじめられ割腹自殺、でも死ぬことができずそこから非行に走り、最終的には極道の妻。
しかしあることがきっかけで司法試験を目指し、一発合格、現在は弁護士。
そんな人生ある?って思ってしまうほど壮絶な人生。ウソのような本当の話です。
大平光代さんの『だから、あなたも生きぬいて』という本を読みました。
壮絶な人生をつづった本です。
親として大切なことを学ぶことができました。
真剣に子どもと向き合うということ
もしあなたが親なら質問があります。
『真剣に子どもと向き合っていますか?』
本気で子どものことを心配していますか?
本気で子どもを怒ったことがありますか?
子どもは感じ取っているかもしれません。
何も言ってくれない
ちゃんと叱ってくれない
子どもにこんな感情が芽生えると、非行で親の気を引こうとします。
それでも親が本気で向き合ってくれていないと子どもが感じるとどうなるでしょうか?
さらに非行を重ね、どんどんエスカレートしてしまいます。まさに悪循環。
そうやって大平光代さも極道の妻まで堕ちてしまったのです。
ではなにがどん底から上がるきっかけになったのでしょうか?
それは親戚のおじさんの真剣に向き合ってくれる言葉だったのです。
確かに、あんたが道を踏み外したのは、あんただけのせいやないと思う。
親も周囲も悪かったろう。
でもな、いつまでも立ち直ろうとしないのは、あんたのせいやで、甘えるな!
この親戚のおじさんの本気で心配し、本気で叱ってくれた言葉に心を動かされどん底から弁護士にまで這い上がってしまうのですから「言葉の力」の大きさを感じます。
子育ては声のかけ方次第
ここから色々あり司法試験に向けて勉強が始まるわけですが、いつでもいつまでも頑張れるわけではありません。
上手くいかなかったり、モチベーションが下がってしまうこともあります。
司法試験合格までどうやってモチベーションを保てたのでしょうか?
これもまた親戚のおじさんからの言葉だったのです。
同じ人間や、他の人間にできて自分にできないはずはないと思いなさい。
子どもの人生を邪魔するのも、支えるのも、一番影響があるのは身近にいる人たちの言葉なんですね。
成長マインドセットを伸ばす声がけ方法について過去に書いてます。
参考書籍
だから、あなたも生きぬいて
最後に大平光代さんが大切にしている言葉を紹介したいと思います。
今こそ出発点
人生とは毎日が訓練である
わたくし自身の訓練の場である
失敗もできる訓練の場である
生きていることを喜ぶ訓練の場である今この幸せを喜ぶこともなく
いつどこで幸せになれるのか
この喜びをもとに全力で進めようわたしくし自身の将来は
今この瞬間にある
今ここで頑張らずにいつ頑張る