いろんな場面でチェックリストを使うことがあるかと思いますが、間違った使い方をすると逆にミスをしてしまう危険が潜んでいます。
良いチェックリストのポイントを1つだけ知っていれば、誰がチェックしても間違えない良いチェックリストを作ることができます。
チェックリストのデメリット
いきなりですがまずはチェックリストのデメリットを知っておいて欲しいです。
それは、
チェックリストがあることで思考が停止し、少しでも常識的な思考を働かせれば回避できるような失敗が見逃される
ということです。
なので、チェックリストを正しく使わないと間違いを見逃してしまうってことです。
良いチェックリストの条件
良いチェックリストの条件はたった1つです。
それは、【1作業1チェック】になってるかだけです。
複数の作業が1つのチェックリストにまとまっていないか、曖昧な表現になっていないか普段使っているチェックリストを確認してみましょう。
具体例:良いチェックリスト悪いチェックリスト
あなたは水槽をチェックを今からおこないます。
AとBどちらのチェックリストが間違いなく水槽のチェックをおこなうことができるでしょうか?
Bですよね。
温度に注目するとAの方は「適正か?」といった質問になっているため、適正温度を知らなければチェックできません。
一方でBの方は「60℃より低くないか?」、続けて「80℃を超えていないか?」としっかり数値で質問されています。
Aの方は複数の確認項目が1つのチェックリスになっているのに対し、
Bの方は【1作業1チェック】のルールを守ってチェックリストが作られているのです。
良いチェックリストの弱点
【1作業1チェック】でチェックリストを作ると項目を細かく分割するため、リストが長くなってしまうといった弱点があります。
間違いを防止するためには許容できるのではないでしょうか。
逆に、長いから短くまとめてチェックリストをつくるとミスを見逃してしまうことを覚えておきましょう。
参考書籍
仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?
失敗を100個したとしても、その対策を100個身につければ、あなたは怖いものなしの百戦錬磨、仕事の達人になれるのです。
なぜ失敗が起こったのか、
失敗にはどんな要因があるのか、
失敗を繰り返さないためになどうしたらいいのか、
具体例とともに対策がたくさんのっているのでミスが多いと自覚している人は参考になる本だと思います。
失敗は次に繋げれば、失敗ではなくなります。
失敗したら謝ることも大事ですが、どうすれば同じ失敗をしなくなるのか考えることの方が大事なのです。