【LIFE SHIFT】という本を読みました。
『2007年生まれの50%は107歳まで生きる』ということが書いてあり、同時に『自分の子供は100年人生を生きるのか。』と不安のような感覚を覚えました。
100年人生を生きるということは、学び方、働き方、余生の過ごし方が大きく変わります。
人生100年時代における子どもの育ては何をすれば良いのでしょうか?どのように変わるのでしょうか?
今、自分の子どもに何を教えてあげるこが出来るのか考えてみた結果、3つに辿り着きました。
- セルフコントロール能力
- 成長マインドセット
- テクノロジーの活用
セルフコントロール能力
100年人生を生き抜くためには、どんどん新しいスキルを身につけていくことが必須になります。
スキルを習得しようと思えば、長期の思考のために目先の快楽をがまんしなければなりません。
人生に大事なことを先延ばしにしないためにもセルフコントロール能力は重要です。
ありがたいことに、セルフコントロール能力は後から身につけることが出来ることが研究でわかっています。
具体的には運動や瞑想が効果的です。
しかし、子どもに瞑想しろなんて言ってもムリそうですよね。
なので、まずは親が先延ばししないようにしてみませんか?
子どもは親の言動をよく見ています。先延ばしするな、と言う親が先延ばししていたら子どもはどう思い、どう行動するでしょうか?
さらに、セルフコントロール能力は伝染すること研究で判明しています。
例えば小さな子どもと一緒にお風呂に入る時、『パパももう少しテレビ見たいけど、一緒にがんばってお風呂に行こう!』など、小さなことから先延ばしをやめてみましょう。
成長マインドセット
自分の出来ることの範囲に留まり続ける、いわゆる[ぬるま湯]につかった状態では100年人生を生きていくのは大変かもしれません。
時代の変化が激しすぎるため、新しいことに挑戦せず、自分の出来ることだけ続けてしまっては仕事がなくなる日が必ず来てしまいます。
100年人生を生き抜くためには、[ぬるま湯]の外に出て、冷水や熱湯の中に飛び込むことも必要になってきます。
難しい課題も『やればできる』、そんな成長思考を子どもに身につけてもらうにはどうしたらいいのか。
それは、親の声がかけがとても重要になってきます。
どんな言葉をかけるかで、やれば出来る子にもなるし、何も出来ない子にもなってしまいます。
詳しくは、【子どもが失敗したときの間違った言葉、正しい言葉】で書いてます。
新しいテクノロジーを活用する
ここ数年でスマホ、AIといった新しいテクノロジーがどんどん出てきましたよね。
100年人生を送る子どもたちは、きっと想像もできないような新しいテクノロジーに触れることでしょう。
親はどうでしょうか?
新しいテクノロジーに触れてますか?
スマホ使ってますか?
もし、YouTubeを見るだけのスマホになっているなら悔い改めましょう。
スマホは人間のスキルを補完する使い方を本来はするべきです。
例えば、翻訳機能。スマホをかざしたり、カメラで読み取るだけで、リアルタイムに翻訳してくれます。
あとは、Kindleなどの電子書籍で本をいつでもどこでも好きな時に読めるようになりました。
最近ではいつでもどこでも聴けるオーディオブックがお気に入りです。
親がスマホをYouTubeを見ることにしか使っていないから、子どももYouTubeを見ることにしか使えないのです。
親が新しいテクノロジーを積極的に活用する姿勢は、子どもに良い影響を与えます。
最新テクノロジーで自分の人生を補完するととらえると、スマホの使い方が変わると思います。
まとめ
子どもたちが100年人生を生きるということは、学び方、働き方、余生の過ごし方が大きく変わることは確実です。
親の世代の教育や価値観をそのまま子どもに押し付けるだけで良いのでしょうか?
何を教えればいいのか、正解はわかりませんが、親が学んできたことをそのまま教えるのは正解ではないことは間違いありません。
生きる人生の長さが変われば、きっと多くのことが変わるはずですから。
100年人生を送る可能性の高い子どもたちのために、まずは親が変わることが必要ですし、とても重要です。
【先延ばしせず、やれば出来るの思考を持ち、新しいことにどんどんチャレンジする】そんな子どもになるように、お手伝いをしていくしかないのです。
参考書籍
LIFE SHIFT
人生はマルチステージへ
今までは、20歳前後まで教育、65歳まで仕事、残りの余生を楽しむといった【3ステージ】の人生でした。
しかし、長寿命化が進み100歳を生きるのは当たり前の時代です。2007年生まれの子どもの50%は107歳まで生きる確率が高い時代になっています。
そんな時代を生きるには【マルチステージ】を意識した生き方がだいじになってきます。
仕事・学び・遊びのバランスをとり、出来る限り健康に、より長く働く生き方です。
自分の子どもも100歳人生を送る可能性がかなり高いことを知り、親として何を教えてあげられるのかを考えてみました。